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Cute Movies

ピンクとグレー

幕開けから62分後の衝撃! ピンクからグレーに世界が変わる“ある仕掛け”にあなたは心を奪われる

(c)2016「ピンクとグレー」製作委員会
(c)2016「ピンクとグレー」製作委員会
ピンクとグレー

監督/脚本:行定勲
原作:加藤シゲアキ
脚本:蓬莱竜太
主題歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION
キャスト:中島裕翔 菅田将暉 夏帆 柳楽優弥 岸井ゆきの

作品解説

芸能界の嘘とリアルを現役アイドル加藤シゲアキが描いた問題作を、『GO』『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲が映画化。主演に中島裕翔を抜擢、菅田将暉、夏帆、柳楽優弥といった実力派俳優が集結、最高の化学反応を起こす。大人気スター・白木蓮吾を死に追いやったのは、誰か?何か?第一発見者である親友・大貴がたどり着いた死の真実とは?幕開けから62分後、“世界が変わる仕掛け”に、あなたは心奪われるー。

見どころ

原作は人気アイドルグループNEWSの加藤シゲアキによる同名小説『ピンクとグレー』。主演には今作品が映画初主演となる、人気アイドルグループHey!Sey!Jump!の中島裕翔。そして監督に『世界の中心で、愛をさけぶ』などの行定勲を迎え、ある「仕掛け」を秘めた今作品が生まれた。

なによりも、宣伝文句にもある「幕開けから62分後の衝撃」は相当なもので、思わず「やられた~」とニヤリとしてしまった。作品全体に仕掛けられた仕掛けによって作品の構図が180°ひっくり返り、なかなか味わえないほどの「裏切られた~」という爽快感が味わえる。

中島裕翔と菅田将暉のふたりの演技に魅きこまれた。特に幕開けから62分後の衝撃が訪れてからの菅田将暉の演技は圧巻で、この作品の衝撃を仕上げている。また作品自体が芸能界の辛さをひとつのテーマとしているため、もしかしたらそれが彼らの演技にいい影響を与えているのかもしれない。

ここまでの衝撃を受ける作品は、一年を通してそうそうないだろう。私が今まで観た邦画作品の中でもトップクラスの衝撃を受けた。公開は2016年1月9日。新年早々、この作品に心を奪われるのもいいのでは。

(第28回東京国際映画祭にて鑑賞)

Text by EISUKE